【めくるめく故事の世界】
さて「死せる孔明生ける仲達を走らす」という言葉をご存知だろうか?
では「水魚の交わり」は?「三顧の礼」という言葉を聞いた事は無いだろうか?
実は上記の言葉は全て【三国志】の物語の中より導き出された、
いわゆる故事と呼ばれるものであり
例えば「泣いて馬謖を斬る」という故事は
‘私情を挟まず、規律を保つためにやむを得ず寵愛した者を厳罰に処する事’
という意味なのだが、これは
‘可愛がっていた部下の馬謖が命令に背いて軍を進め大敗した時、
孔明は軍律を守るために泣きながら馬謖を斬った’
という場面より抽出された言葉である。
かのように優れた物語の中からは、私達にとって、
より良く生きるためのヒントであったり戒めるべき事柄なんかを教えてくれたりする。
それは何も小難しい本に限らず
身近な漫画やライトノベルでも、同じように感じられるものであり、
もちろん、我等が‘札神’中村聡デザイナーが紡ぐD-0の物語とて例外ではない。
マキリやホリプパたちの旅路の中からも
友の為に敵陣に立ちふさがったスムレラの姿からも
ラインハルトの生き様からさえも
感じ取れる人生訓は、きっとあるはずだ。
すなわち、三国志の物語から導き出された故事があるのなら、
当然、D-0の物語より導き出される故事があってもおかしくはないだろう。
というわけで今回は「卍丸的D-0発の故事を考えてみよう!」というお話。
これらの故事が、覗いてくださる方の生きる糧になれば幸いである。
- ちょっと忙しくなってきた -
【女王の心 王子知らず】
その身を捨ててでも大陸を守ろうとした妖魔の女王に対し、
妖魔の美女(現:サイバー・ビューティー)の後ろをくっ付いて行くだけで、
なんら活躍をしない妖魔の王子(現:サイバー・プリンス)とを比べて
親がどんなに崇高な想いを持って接していたとしても子供には伝わらないし、
好き勝手に行動してしまうという意味として用いる。
類似語に【グランパの心
マザー知らず】や【ロボの心 ガロン知らず】がある。
[使用例]
ふらふらと遊んでばかりで、まったく“女王の心 王子知らず”だわ…。
【戦時に野球を教える】
こんな争いの真っ最中にありながら、友達になった緑の大陸の仲間に
野球を教えようとするタンネピコロの緊張感の無い態度から
空気を読んでない脳天気な発言に対して用いる。
また逆説として、どんな深刻な場面であっても
真っ直ぐ純粋な少年の様な発言に対して用いられる場合もある。
[使用例]
あいつが、あんなに苦しんでいる時に、そんな事を言うなんて、
まったくお前って奴は“戦時に野球を教える”だな!
【取りあえずシュレーゲル】
開戦当初より、少し旗色が悪くなった時、
すぐにシュレーゲルに助けを求めたラインハルトの友頼みの生き様から
自分では、大して努力をしないくせに、すぐに他人を頼る姿勢に対して用いる。
頼る相手が、より遠慮の無い目下の場合は
【取りあえずコルヴィッツ】と用いられる事もある。
[使用例]
今度のプレゼンは、しっかり頑張らないと!
今のままでは“取りあえずシュレーゲル”だからな。
【盆が義務れっと】
制作者サイドとしては、恐らく、
その他大勢のひとつに過ぎなかったであろうユニットが、
一部の熱狂的ファンの力により予想外に人気者となってしまった現象から
想像していた事柄から予想外に好転していく様を表す言葉として用いる。
[使用例]
やっつけ仕事なのに、こんなに反響があるなんて、まさに“盆が義務れっと”だなあ。
【象と兎の再録】
新しく弾が発売される度に、繰り返し何度も再録される
『兎娘キューティー・バニー』と『象砲手バルカン』から
幾ら良い物だからといって何度も繰り返されると、
さすがに辟易し、またかという気持ちになる様を表す言葉として用いる。
[使用例]
いくら「君の肉じゃが、おいしいね」って言ったからって、
こんなに毎日、肉じゃがばかりなんて、これではまるで“象と兎の再録”だよ!
というわけで、上記に挙げた以外にも、私達がより良い人生を送る為の提言が
D-0の物語には、まだまだ含まれているように思う。
いつの世か、例えば‘あなたの座右の銘は?’と問われた時
‘はいっ!それは【マキリは影が薄い】
(意味)主人公のくせに影の薄いマキリの存在感から、今いる立場に
甘えてしまい気付けば脇に追いやられている事のないように心掛けろという戒め
です!’
なんて答える人物が現れるかもしれない。
そしていずれは[平成の三国志]などと呼ばれディメンション・ゼロ改め、
【五国志】なんて改名するかもしれない。
“すべてのTCGはサトシに通ず”
ここに私の座右の銘を記して、これにて終了としよう。

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